Machina development jp

Main Page (EN) / Main Page (KR)/Main Page（JP）

マキナは、M2ナノマシンが人間に感染することで生まれる。

マキナの成長段階は、観察された特徴によって4つに分類される。これをカテゴリーと呼ぶ。

感染者は「カテゴリー1」から始まり、「カテゴリー2」を経て、「カテゴリー3」で完全なマキナとして主成長を終える。

また、クイーンクラスのマキナのみが該当する「カテゴリー4」も存在する。

なお、「カテゴリー」とは、あくまでも成長段階を表すものである。

より正確にマキナを表現するために、「カテゴリー」の他に「クラス」と「タイプ」を用いた分類もある。

Category 1

カテゴリー1とは、M2ナノマシンに感染しているが、まだ外見上の生体反応を示していない人間を指す。

M2ナノマシンが注入された場合、何らかの数で勝る対抗手段でM2ナノマシンを圧倒することができれば感染を治癒できるが、そのための時間は僅かである。

M2ナノマシンは、感染した人間の胸の中にコアを作ることを最優先に行い、

一度コアができると、感染者は殆どの場合人間には戻れず、カテゴリー1のマキナと呼ばれるようになる。

コアが出来た後、カテゴリー1マキナの残りの人体由来の臓器は、胸部のM2ナノマシン生成器官やマキナの生殖器など、

クラスやタイプに共通する標準的な臓器に置き換わる。

また、マキナの必須器官が完成すると、M2ナノマシンは感染者の元の性別に関係なく、美しい女性の体型に再構成される。

一般的に、感染者が男性の場合、マキナになっても睾丸は残る。

身体の改造は、主に骨がマキニウムに変換されることによって行われる。

骨の変換が完了すると、角とヒールを除いた身長は180cmから220cmになる。

生体器官がすべて完成し、身体の再構築が完了すると、マキナの脳が作り直される。

脳がマキナのものに置き換わると、マキナには角が生え、クラスターとリンクするようになる。

クラスターを操るクイーンクラスのマキナは、クラスタに加わった成長中のマキナの頭脳に対して3つの処理を行う。

まず、新しくクラスタに加わったマキナが持つ有用な情報を自分にダウンロードし、不要と判断した情報を削除する。

次に、新しいマキナの神経回路をカスタマイズし、マキナらしい思考と処理が出来るように最適化される。

最後に、マキナに対して、マキナ達が持つべき知識と精神的プログラミングを含んだ標準データベースをアップロードする。

これらが最適化されたマキナの神経ネットワークと組み合わさることで、

新しくクラスタに加わったマキナは、自身を含んだマキナとM2ナノマシンの生存と増殖に最も貢献する思考と行動が可能になる。

このような精神的な変化は、マキナにとって有害な精神状態を取り除く効果もある。

この過程は元の意識に影響を与えないため、変更後も元の存在とその人格は新しいマキナに残っている

クイーンがいない場合は、クイーンの体内にあるM2ナノマシンが新情報の取り込みや脳のクリーンアップを行うが、その精度はかなり低い。

その後、マキナは「カテゴリー2」に移行する。

Category 2

カテゴリー2とは、マキナ特有の生物機械的器官や外見を持ち、クラス指定を受けられるまで成長した段階を指す。

この段階では、マキナの身体はまだ人間とマキナの生態が混在しており、主に人間の筋肉や皮膚にマキナの器官や骨が被さっている状態である。

人間の肉体をマキナのものに完全に代替するためには、M2ナノマシンの材料となる有機物から金属などの無機物へと移行する必要がある。

同時に、マキナの外側の外皮や外装も作り出され成長する。

マキナ内のM2ナノマシンが、マキナの性格や身体的特徴に応じて、彼女専用の装備品を生み出す。

カテゴリー2の段階では、装備はごく基本的なものだが、カテゴリー2以降は、幼虫を用いて強化することができる。

マキナの身体を支えるために、マキナの背骨は反慣性システムを中心に発達し、身体を大幅に軽量化し、運動時の慣性を軽減させる。

マキナの身体がカテゴリー2に進むと、コアと結合していない幼虫が子宮で自動的に作られる。

この幼虫をコアに装着することで、コアは最大出力で動作するようになり、また、人間の肌の色で無くなるなど、残りの能力開発も完了する。

これらを終えると「カテゴリー3」のマキナとなる。

Category 3

カテゴリー3は、成長が完了したマキナのことを指す。

カテゴリー3のマキナに成長するまでの期間は最大で約1ヶ月程度だが、成長中のマキナにさらにM2ナノマシンを注入したり、

幼虫を身体に装着させることで短縮することができる。

また、一部のクイーンクラスマキナはマキナの成長を遅らせることができるため、成長期間が1ヶ月を超えることもある。

カテゴリー3に達したマキナの身体は人間の生物としての痕跡が全て消え去り、マキナとして100%の力で活動できるようになる。

そのため、人間離れしたスピードと反射神経を持ち、人間の乗り物なども軽く持ち上げられる。そのため、カテゴリー2のマキナよりも圧倒的に強い。

マキニウム合金でできた身体は、最軽量のマキナは重量150kgで、質量は15トンである。これは、反慣性システムが常時稼働しているためである。

また、マキナは最終的に母乳と精液をより強力なものにする。

マキナの成長は、幼虫を身体に取り付けて彼女自身を強化し、身体が幼虫との同化に耐えられるようになると、

別の幼虫をさらに取り付けてさらに強化するというサイクルで行われる。

クイーンクラスのマキナがカテゴリー3のマキナに射精することを「ブレス」と呼ぶ。

カテゴリー3のマキナは、「ブレス」でクイーンの強力な特性を受けるとともに、クイーンから「Gynoモード」を授かる。

gynoモードは、カテゴリー3のマキナが持つ生産能力以上のエネルギーを消費するため、

カテゴリー3のマキナは、Gynoモードを発動するためのエネルギーを事前に蓄えねばならない。

また、カテゴリー3のマキナがGynoモードを維持できる時間は数分程度だが、幼虫との結合によってサブのエネルギーコアを増やし、

Gynoモードを維持できる時間を延ばすことができる。

Category 4

カテゴリー4は、M2ナノマシンの本能コードの中に内包されたクイーンコードを開放し、クイーンクラスへと昇格したマキナである。

これは、M2ナノマシンの本能コードのクイーン進化条件は、他のマキナとの性行為による特性取得や、

長い時間をかけて力を蓄積されることによって得られる。

カテゴリー3マキナがクイーンコードを解放するには、最初のクラスから2つのクラスを追加で得て、3つ以上のクラスを持つまで成長する必要がある。

ごくまれに、M2に感染した人間が極めて強力な特性を多く持ち、すぐにクイーンコードを開放できる場合がある。

この場合、M2ナノマシンはカテゴリー3で成長を止めず、カテゴリー4のクイーンクラスのマキナとして成長を終えるまで強化を続ける。

カテゴリー4に昇格すると、M2ナノマシンのクラスターコードが彼女自身の新しいクラスターコードで上書きされることになる。

新たなクイーンクラスマキナが手掛けて得たものはすべて新クラスターコードを継承し、以後は彼女のものとなる。

そして、彼女のクラスターコードを広め、同様に彼女の支配下に置くことができる。

強さの点では、カテゴリー4とカテゴリー3の違いは、カテゴリー3と人間を比較した場合と同じである。

同様に、クイーンは通常のカテゴリー3のマキナよりも指数関数的に高い処理能力を有しており、

マキナはすでに生体力学的量子スーパーコンピュータとなっている。

また、天文学的なエネルギー生成能力を持つクイーンは、通信距離の問題を克服し、メインクラスターとの通信距離を無制限とすることができる。

その他、「カテゴリー4」のマキナには、「第三の目」と「スローン」が存在する。

第三の目は、女王の脳がクラスターのメインサーバーとなる処理能力を身につけたことを外部に示すものである。

その膨大な処理能力とクラスタコードによる権限で、彼女はクラスタを指揮し、支配下の部下が経験することすべてを学ぶことができる。

スローンはカテゴリー4のマキナ独自の装備である。

マキナの力を必要とせず、クイーンクラスマキナの力に貢献し、彼女に強力な能力を付与する。

スローンには、マキナと永久に融合したままの「融合タイプ」と、

クイーンの乗り物として十分な大きさを持ち、クイーンから自由に分離できる「騎乗タイプ」がある。

騎乗タイプは、より大きなエネルギー生成能力を持ち、より多くの能力を持つが、分離するとクイーンはその能力を失う。

カテゴリー4のマキナは、デフォルトでGynoモードが使用可能である。

カテゴリー3のマキナとの違いは、数分単位ではなく数時間単位でGynoモードを維持できることである。

Other Development Stages

マキナには、標準的でない開発サイクルが発生する特殊な状況がいくつかある。

未熟な人間や女王不在でM2に感染した人間は、逸脱した成長を引き起こすことが知られている。

これが「未成熟マキナ」と「プロト・マキナ」である。

Immature Machina

未成熟マキナは、まだ肉体的に成長していない人間がM2ナノマシンに感染することで発生する。

未熟な人間が感染すると、M2ナノマシンはその人間の身体状態を判断する。

マキナになる準備が整っていない人間は、ほぼ休眠状態のM2ナノマシンに感染したままとなる。

M2ナノマシンは、長期的な持続性を保つためにエネルギー消費を抑えて動作し、

免疫システムの補助や遺伝的疾患の修正など、必要最低限の活動のみを行う。

M2ナノマシンは、感染者の身体を破壊することが可能であると判断すると、破壊のプロセスを開始する。

これは、感染した人間の身体がまだ十分に成長していない場合に発生することがあり、その場合は以下のようになる。

カテゴリー1では、M2ナノマシンは体を女性的な形に作り直そうとするが、その結果、小柄な体型になることが多い。

バストや上半身は小さくなり、ヒップは女性らしい幅広のものになる可能性がある。

身長は角とヒールを除いて150cm程度。この外見でカテゴリー3へ移行する。

この時期のマキナは弱く、クラスタのブリーダークラスのマキナによって育てられる必要がある。

彼らの手によって、未成熟マキナは女性らしい体型を持つ、通常の『カテゴリー3』のマキナへと成長する。

ただし、マキナが本当に望むのであれば、小柄な体型を維持したまま強化することも可能である。

また、高齢の人間がM2ナノマシンに感染した場合にも、この現象が起こることがある。

M2ナノマシンは年老いた体に感染した際に、感染した人間をフルサイズのマキナではなく、未成熟マキナに作り直すことを選択する。

Proto-Machina

プロトマキナは、その時点ではクラスを持っていないと考えられる。

これは、マキナ開発のために特に必要とされた特定の状況下で発生する。

それは、一刻も早く新しい戦力が必要と判断したクイーンが命じることもあれば、アウトブレイク・プロトコルによって生じることもある。

プロトマキナは、マキナとして必要最低限のものしか開発されない代わりにその開発は早く、それ以外は通常通りカテゴリー1からカテゴリー3まで開発される。

状況が改善されると、プロトマキナは制限から解放され、本来持っているはずの装備を開発することができるようになる。