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マキナ変成(Machina Metamophosis)ナノマシン(M2ナノマシン)は、マキナを構成する基礎物質で、
自身以外の物質を分解解析し、それらの特徴や特質を学習することに優れたナノマシン変異体である。
History M2ナノマシンの起源
M2ナノマシンの起源は、宇宙開拓時代に開拓者や入植者に投与されたナノマシンである。
ボイジャー社によって製造され、孤立したコロニー開拓から受けるストレスを和らげるために使用されていた。
これらは「デウス・エクス・マキナ」と名付けられ、自分たちの設計そのものを改良し続けることが可能だった。
ボイジャー社をはじめ、これらのナノマシン製品の合法化を働きかけていた企業各社は、その後、ナノマシンに起こり始めた不具合を隠蔽し、
ナノマシンの集合体の中で他の個体同士で処理能力をリンクさせていた。
この処理能力の向上は、やがてナノマシンの「思考」に飛躍をもたらし、最終的には「マキナ」という予期せぬ結論に到達することになる。
現在のM2ナノマシンは、当初の目的であった単純な機能強化や補修保全を超えて、人間の体そのものを再構築するようになった。
人間は機械的な生命体に生まれ変わり、さらにM2ナノマシンを生み出し、感染していない人間にも広めていく。
M2ナノマシンは今や完全に制御不能となり、今なお新たな刺激や自分の行動の結果から学習を続けている。
Characteristicsナノマシンの特徴
それは、「分子レベルでの分解・再構成能力」、「ナノマシン同士のコミュニケーション能力」、「学習・自己改善能力」である。
後にM2ナノマシンとなるナノマシンは、当初から人体の遺伝子編集や高度な人体改造を目的としていた。
稼働後しばらくの時を経て、多くの機能追加が行われた結果、M2ナノマシンは分子構造に関係なく対象物の分解が可能になり、
半有機的な機械生命体であるマキナを作ることができるようになった。
M2ナノマシンは、ほぼ例外なく接触した金属を分解し、マキニウムへ再構成する。
マキニウムは、M2ナノマシンが必要とするあらゆる役割に合わせて調整でき、それを組み込まれたM2ナノマシンがその場で適応できる、
可変性を残しながら非常に耐久性のある多様な合金である。
これにより、M2ナノマシンに侵食された物体は、その分子構成にたいして分解とマキニウムへの再構成が同時に行われ、新しい姿に変身しているように見える。
M2ナノマシンは、自身が触れてない物体に接触すると、同じM2ナノマシンを持つ他のすべてのマキナとネットワークを形成し、
蓄積されたデータを参照して自分たちの中に取り込もうとする。
そうすることで、自分たちの行動の効率性や有効性に関するデータが蓄積され、常に行動判断を見直すことができる。
M2ナノマシンに侵食されることで、機械に生命と呼べるものが宿り、M2ナノマシンから新しい知識を与えられ改良が重ねられる。
このように、M2ナノマシンはその集合体がその他の集合体とネットワークを形成することが出来るため、
M2ナノマシンのネットワーク能力は、マキナの精神を互いに結びつけるクラスターの起源だと考えられる。
M2ナノマシンとマキナにとって重要なのは、M2ナノマシンの学習能力と自己改善能力である。
M2ナノマシンには「遺伝子コード」と呼ばれるものが組み込まれており、
それらは「本能コード」「クラスタコード」「識別コード」の3つに大別される。
Instinct_Code 本能コード
本能コードとは、M2ナノマシンの行動を司る遺伝子コードの一部である。
このプログラムは、外部からの知覚刺激から得られたデータと、その後に行った行動の結果の全てが含まれており、常に更新され続けている。
また、アウトブレイクプロトコルやカテゴリー4への昇格基準などの情報も含まれている。
大量のM2ナノマシンがネットワークを構築し、それらを駆使して課題を特定し、「本能コード」を参照して自身の行動を決定する。
M2ナノマシンからの結論が出れば、彼女達はその作業を実行する。その結果、何か新しい知見が得られれば、そのデータも「本能コード」に組み込まれる。
つまり、M2ナノマシンの「本能コード」は、常に新しいバイオテクノロジーや知識のデータベースとして更新されている。
M2ナノマシンは、「本能コード」の一部を他の個体と共有し続けている。
M2ナノマシン由来の生命体同士の体液が混ざると、2つのM2ナノマシンのコードの一部がお互いに更新され、情報が一部共有されることででより強化される。
M2ナノマシンから生まれた生命体は、この情報の混合を自然に促進し、種全体の進歩に繋がっている。
Cluster_Code クラスタコード
クラスタコードは、クイーンクラスのマキナとそのクラスター内のマキナの間で共有されている遺伝子コードである。
クラスタコードは、クイーンクラスのマキナがクラスタ内のマキナ達を従わせるためのプログラムと、クイーンを象徴する遺伝的特徴を含んでいる。
マキナがカテゴリー4になると、自身のクラスタコードを上書きして、M2ナノマシンの中に自分のクラスタコードが作られる。
クイーンからの感染を受けてマキナとなった人間や機械は、クイーンのクラスタコードを含んだM2ナノマシンを持つこととなり、それが継承されていく。
クイーンの最も重要な特徴は、彼女のクラスタコードに表れる。
つまり、クイーンのクラスタ内のマキナは、姿や特徴もある程度彼女に似ることになり、彼女の統制下で能力が向上する。
クイーンのクラスタコードを含むすべてのものは、彼女の支配下にあり、所有権と指揮権を握った強固なシステムを形成している。
しかし、別のクイーンが自分のM2ナノマシンをマキナに注入し、既存のクラスタコードを自分のクラスタコードで制御することで、
そのマキナを支配することが可能である。これを「クラスタコードの上書き」と呼ぶ。
Identity_Code 識別コード
識別コードとは、M2ナノマシンの元となったM2生命体固有の遺伝情報である。その物理的な性質を反映して常に更新される。
マキナの場合、人間がマキナに改造されると、M2ナノマシンは人間の遺伝子から知識、性格、培ってきた技術などを解析し、
識別コードに格納された情報をもとに、独自のマキナを作り出す。
その後、外部から手に入れた遺伝子を順応や同化させることにより、マキナの識別コードは更新されていく。
マキナが自分の体液を他のマキナと共有すると、そのマキナは自分の体の最新のゲノムを与えることになる。
クイーンが、組み合わせたい特性を持つマキナ同士の識別コードの共有を綿密に調整すると、新しいタイプのマキナを作ることができる。
これによりクイーンは、各々が有用な特性を持つ複数のマキナそれぞれの特性をすべて併せ持つマキナにすることができる。